人脈の大切さ
大学生活は、人生の中で過ごす時間の中でも特に重要となる人脈づくりができやすいときです。
現在活躍をしている経営者同士のつながりにも、かつて大学で同期であった人やその知り合いから人脈を作っていったという人は多く見られます。「学閥」とはいかないまでも、出身学校による親密性や信頼感はかなり高いものと言えるのです。
就職活動においてもOB/OG訪問をしてその会社の話を聞くという方法がありますが、こちらもわざわざ後輩のためだからと仕事の時間を割いてくれる先輩がいてこそ成り立つものです。卒業後に結婚をしたときなどには多くの人が大学生時代に親しかった友人をゲストとして呼んでいますし、一生の友人が作れる時期でもあったりします。
「友達なんて社会人になってからでもいくらでも作れる」と思うかもしれません。しかし、ビジネスなど損得なしに付き合える純粋な友人としての人脈を作るには、大学生活が最も適当な場所であるということは覚えておきましょう。
人脈作りの方法
大学生活の中で人脈を広げたいなら、まずは積極的に複数の活動に参加をしてみるのがおすすめです。
サークル活動はどの大学でも活発に行われていますし、他にもボランティア活動や自治会の活動など、自ら志願することで参加できるものはたくさんあります。そうしたサークルに所属することにより、先輩から試験問題やレポートの見本などを教えてもらうことができますので、勉強をする時にとても便利になります。サークルに所属していなくとも学生マンションや寮に住み、同じ環境で暮らす中で関係が深まることもあります。
特定の大学と提携している物件は多く、早稲田大学のような著名な大学においても、マンションや学生寮を所有しているケースも少なく無いため、学校の入学前（もしくは入学後でも）に引越しを検討してみるのもいいでしょう。同年代だけでなく別の大学や学部の知り合いをつくれるメリットもありますよ。
また、学内でつながりを求めたいならTwitterなどのSNSを使うのもおすすめです。Facebookでは学校や学部学科を本名とともに登録している人も多いので、自分もアカウントを作って検索してみると、意外に近くにつながりを発見することができたりします。
アルバイトを通して人脈作り
他にも、学内のみならず学外でも人脈作りを積極的に行いましょう。
大学生になると、ほとんどの人が学業と並行してアルバイトも始めます。
アルバイト先では、自分と同じ年齢の人ももちろんいますが、年上の先輩もいますし、年下の後輩の面倒を見ることもあります。そうした環境で、人間関係を学ぶこともできますし、学内では出会えない人と交流を深めることもできますよ。
また、大学生は夏休みや春休みが長期間になることが多いので、その期間を使って住み込みのアルバイトに行く人も多いです。『リゾートバイト』とも言いますが、全国の観光地やアミューズメント施設で働くことが多く、それこそ全国で人脈を広げることもできるのです。長期アルバイトはもちろん、短期間や単発のアルバイトも募集を行っているので、一度求人情報を確認してみましょう。
大学生になって、せっかくだから多くの友人を持ちたいというのは誰しも持つ願いです。しかし、受け身ばかりでは人脈は広げられません。初めての環境となると緊張や不安を感じることも多いですが、思い切って飛び込んでみてください。案外すんなりとうまくいくことも多いですよ。