自分に向いている仕事は何かわからない原因

自分に向いている仕事がわからない原因の1つは、自己分析が十分できていないということです。
得意なこと、苦手なこと、自分はどんな人間かがよく理解できていないので、方向性が定まりません。
もう1つは、友達や家族など、周りの意見を必要以上に気にしてしまうからです。
周囲の価値観を気にしすぎると自分の価値観に自信がなくなり、迷ってしまいます。

どのような仕事があるのか十分わかっていない時にも、したい仕事が見つからないと思うことがあります。
労働政策研究・研修機構の報告によると、日本には1万7,000種類以上の職種があります。
自分に合う仕事があるのに、それにまだ出会っていないのかもしれません。

向いている仕事を見つける方法

自分に向いている仕事を見つけるには、まず、自分自身について理解する必要があります。
自分を理解するための方法の1つは、過去の自分の経験をまとめてみることです。
小学校から大学まで、それぞれの時期に自分が頑張ったことや夢中になったこと、部活や勉強、人間関係などで覚えていることを書き出します。
書き出した様々な経験を、楽しかったことつらかったことなどで分けてみます。
そうすると自分がどんな時にどんな気持ちになるかがわかり、自分の価値観を見つけやすくなります。

別の方法は、モチベーショングラフを書く方法です。
幼少期から大学生までの自分の過去の経験をなるべくたくさんグラフに書き出します。
それから、自分がどんな時にモチベーションが上がったか、あるいは下がったかを曲線で表していきます。

たとえば野球を初めた時はモチベーションが上がって、それから数年後、伸び悩んでモチベーションが下がったなどをグラフにしていきます。
どうしてこうなったかを考えると、自分自身の思考パターンなどがわかってきます。
もう1つは、ネット上の適職診断や性格適性診断などを活用することで、両方活用することで自分の性格に合った仕事を見つけやすくなります。

自分に合った仕事を見つけるには、どんな仕事があるのか、職種について調べてみる必要もあります。
やりたい職種が見つかったら、その業界の研究を行います。
業界研究の方法としては、その業界について自分で調査するほか、その業界の起業のセミナーに参加するという方法もあります。

インターシップに参加するのもいい方法です。
具体的な仕事の内容を直接体験できますし、業界独特のカルチャーなどを理解する助けになります。
その他にできるのはOBやOG訪問で、実際にその業界で働いている人達の話を聞くことで、良い面も悪い面も現実の状況についてより一層理解できるようになります。