ネガティブな意味での「意識高い系」の人の特徴

意識高い系という言葉は、ネガティブな意味でも用いられることがあります。
この意味での意識高い系の人の特徴の1つは、留学や長期インターンなど有意義な活動に参加する動機が、人から称賛されたい、すごいと思われたいというものになっていることです。
本来の目的を失っているので、人間的にも成長できません。

また、目標を達成するために積極的に行動しないというのも意識高い系の人の特徴です。
人に称賛されることを目的にしているので、口ではいろいろなことを言って人の注意を引きますが、アクションを起こすほどのモチベーションがありません。
自己顕示欲が強いので、自慢話が多いという特徴もあります。
会話の中で自慢することもあれば、SNSで自分を本来の姿よりもよく見せようとすることもあります。

周りの人を見下してしまうというのも意識高い系の人がやりがちなことです。
自分の価値基準が正しいと思っているので、その価値基準に合わない人を見下してしまうのです。

本当の意識高い系は結果を大切にする

本当の意識高い系の人は、自分をよく見せようとしたり、自分に過度に注意を引くことはありません。
実際に何をして、どんな結果を出すかということを重要視しているからです。
確実に結果を出すために目標を持って、それを達成するための努力を惜しみません。
ネガティブな意識高い系の人とは違い、言いはしても実行しないということがありません。

結果を重視しているので、人にどう見られるか、人からどう評価されるかも一番の関心事ではなくなります。
何かの資格を取得するにしても、留学や海外インターンなどに参加するにしても、目標は結果を出すことです。
人からの評価を過度に気にしないので、自慢話に花を咲かせることもありません。

意識高い系にならないために

自分では意識高い系と思っていなくても、実は周りからそう思われているということがあります。
そのように誤解されないためには、SNSで発信する内容にも気をつけるようにしましょう。
自分に関するポジティブなことばかり発信すると意識高い系と思われがちで、発信する頻度が高ければなおさらです。
SNSをあまり重視しないことが重要で、自己アピールが過ぎる内容は避けて、使用頻度もほどほどに活用しましょう。

自分と比べ、周りが劣っているという考え方に陥らないようにすることも大切です。
それぞれ育ちも違えば経験も違うので、自分と価値観の違う人もたくさんいます。
価値観が合わないからと言って、その人が自分より劣っているということにはなりません。
自分の価値観で人を判断する傾向があるなら、もっと広い視野を持つようにして、意識高い系になってしまわないように注意しましょう。