人と会うことは成長の機会になる

若いのにしっかりしていると言われる人もいれば、いい年して子供っぽいと言われる人もいます。
子供っぽいと言われてしまうのは、自己中心的であったり、物事をよく考えずに衝動的に行動してしまうからかもしれません。

一方、しっかりしている、円熟していると言われるのは、周りの人のことを気遣うことができたり、慎重に考えて賢明な決定ができる人だからでしょう。
謙虚さや寛容さという特質も身につけています。
そのような大人になるには、いろいろな人と交流して、そこから学ぶことが欠かせません。
色々な背景、世代の人と話すと、自分の視野が非常に狭かったことに気づかされます。

自分では普通だと思っていたことでも、他の人からするとそうではないこともあります。
自分の視点とは異なる視点で物事を見る人がいて、そういう見方もあるんだと新鮮な驚きを感じることもあります。
このようにして、自分の視野がだんだん広がっていくと、人に対して寛容になれます。
また、自分の考えが絶対ではないんだと謙虚な気持ちにさせられます。

注意したいのは、人と交流していれば自動的に人として成長できるというわけではないということです。
そこから学ぶ姿勢が必要です。
また、多くの人との出会いがあったとしても、交流を深めるのは自分を成長させてくれる人だけに限ることも大切です。

人脈作りを楽しくする方法

人脈づくりをする時に、自分のメリットを第一に考えているとうまくいきません。
打算的が考えを持っていると、遅かれ早かれ必ず相手に悟られてしまうからです。
そうすると、息の長いお付き合いをすることができません。

人脈づくりの目標は、会社のため、お客さんのため、自分の家族のためというように、自分以外のところに置くのがベストです。
誰かのためにしているという感覚は、人脈づくりを楽しくさせてくれます。

人脈づくりの際は、自分が好感を持っている人、もっと知りたいと思っている人に近づくようにしましょう。
こういう気持ちで近づくと、自分も人との交流を楽しめます。
社会的立場や経済力ではなく、人柄や考えに惹かれて近づいてくる人のことは相手も好意的に迎えてくれるでしょう。
自然と会う機会が増え、交流が深まり、ビジネスなどにつながっていき、結果的に人脈ができることになります。

人脈によって自分が助けてもらえますが、自分も相手にとってプラスにある存在でなければなりません。
自分のできる範囲で、できることをしっかり行いましょう。
何かを頼まれて、それが自分にもできることなら喜んで引き受けます。
何かしてもらった時には必ず感謝の言葉を伝えるということも、相手の信頼を得、関係を深める助けになります。