ゼミの飲み会に参加するかどうかは自由
ゼミの飲み会に誘われたら、参加した方がよいのでしょうか、それとも参加したくないなら素直に参加したくないと言ってよいのでしょうか。
こういったゼミの飲み会問題では、多くの大学生が頭を悩ませています。
ただ、飲み会自体は強制ではないので、まず考えるべきことはそもそも自分が飲み会に行きたいかどうかです。
行きたいのであれば、飲みの席で何を求めているのかもよく考えてください。
ただ単に楽しみたい、お酒を飲むのが好きという人もいるでしょう。
実際、仲間と一緒にお酒を楽しむ時間は、日々の研究や授業で溜まったストレスを解消するいい機会にもなります。
逆に、お酒が苦手な人や人見知りする性格の人にとっては、飲み会はあまり心地よくない場所かもしれません。
そういう場合は無理に参加する必要はないですし、参加したからといって無理してお酒を飲む必要もなければ、最後までいなければならないということもないのです。
早めに帰りたかったら帰りましょう。
ふだんの飲み会とは違うゼミの飲み会ということで、人によっては自分の研究やキャリアに対して何かプラスになることを求めて参加する人もいます。
実際、ほかのゼミ生から別の視点で研究テーマについて話を聞くことで、新しい発見があるかもしれません。
しかし、それが目的で参加する場合、そのゼミの飲み会が本当にそのような意義を持つのか事前に確認することが必須です。
単なる酒盛りでは参加する意義がありません。
たとえば、あまり興味のない話題で盛り上がっている場合や、飲み会自体が長時間にわたる場合などにあまり意義を感じないでしょう。
要は、飲み会に参加するかどうかはその人の自由です。
自分が何を求め、何を得たいのかによって参加する目的は大きく変わります。
その結果参加することに決めたのであれば、精一杯楽しんでください。
参加しない場合は、そのことに後ろめたさを感じる必要はないので、その時間をほかの有意義な活動で充実させましょう。
教授との親睦を深めるチャンスかも
ただし、ゼミの飲み会はほかの学生とだけでなく、特に教授との親睦を深める貴重な機会です。
教授と一対一で話す機会はふだん少ないですが、飲み会ならばカジュアルな雰囲気のなかで自然体で話せるでしょう。
飲み会で教授と仲良くなっておくと、のちのち研究に対する新たな視点やアドバイスも積極的にくれるようになるかもしれません。
そのようなフィードバックは、授業に参加するだけではなかなか得られない貴重な情報です。
また、酒が入って素が出た教授を見ることで、その教授がどのような人物かを理解するきっかけになるかもしれません。
そういうことがわかれば、きっと今後のゼミや研究生活にも何らかのプラスになるでしょう。