いつも自分を責めてしまう人の特徴
自分の失敗で誰かに迷惑をかけたりして、その結果自分で自分を責める、というのは誰にでもあることです。
ただ、人によっては過度に自分を責めてしまって、いつまでも消極的な気持ちから抜け出せないこともあるのではないでしょうか。
いつも自分を責める人は、責任感が強く、他の人に迷惑をかけてはいけないという気持ちが人一倍あります。
また、完璧主義で、自分に厳しく頑張りすぎる傾向があります。
周囲からの評価を必要以上に気にするというのも特徴です。
また、自分の責任範囲でないことに対しても、自分のせいにして自分を責めるということもあります。
自分を追い詰めることにはどんなデメリットがあるか
自分を責めて追い詰めると、心が疲れ、その影響で体調も崩してしまいます。
体の調子が良くないと、気持ちも沈んでしまい悪循環になります。
バランスの取れた考え方ができる人は、失敗しても反省して次回はうまくやればいいと切り替えができますが、自分を責める人はその切り替えができず、前向きに進んでいくことができなくなります。
失敗を恐れて、やるべきことを先延ばしにし、生産性が落ちてしまいます。
人からの励ましも素直に受け入れられないので、他の人との間に壁を作ってしまいます。
また、いつも自分を責めて過度に謝罪してくる人に対しては、周りも気を遣って距離をおいてくるかもしれません。
自分を追い詰めないためにできること
自分を追い詰めないためには、自分を責めている自分に気づいたら、何か別のことに思いを向けましょう。
リラックスできるような音楽を聞いたり、本を読んだりするのもいいですし、体を動かすのもいいでしょう。
完璧な人間になれる人は誰もいないということを認めることも大切で、自分の限界や自分の弱さを受け入れましょう。
自分に対してバランスの取れた見方をすることも大切です。
「自分は失敗することもあれば、うまくできることもある。みんなお同じだ。」という気持ちを持つようにしましょう。
反省は有意義なことですが、自分を責め続けることは時間の浪費だということも認める必要があります。
自分を責めても気力が奪われるだけで、何も良いことがありません。
「あの時こうすればよかった」「もっと早く気付くべきだった」などと思い悩んで自分を責めてみても、過去は変えられないのですからなにもメリットがありません。
自分を責めるのではなく、そこから学ぶようにしましょう。
ミスは、失敗ではなくそこから学べるいい経験になるという前向きな見方をするようにすることが大切です。
食事や睡眠にも気をつけましょう。
生活習慣が乱れていると、消極的な気持ちになりがちだからです。