自己肯定感が低いと人として成長できない
自己肯定感は自分の存在を認め、ありのままの自分を好意的に受け入れることができる感覚のことです。
他人が自分をどう思うかではなく、自分が自分をどう思うかということと深く関係しています。
自己肯定感が低い人は自分に否定的で、自分のことがあまり好きではありません。
また、いつも不安な気持ちを抱いています。
自分を信頼できないので、他の人も信頼できません。
何をやっても駄目だという気持ちが強くなるので、積極的に人と関わることも少なくなります。
自分に対して自信がないので、新たなことにもなかなか挑戦できません。
人として成長するには、いろいろな人と接していろいろな経験を積むことが大切ですが、自己肯定感が低いとそれが限られてしまうので、人としてなかなか成長できません。
自己肯定感を高めるにはどうしたらいいか
成功体験を積むことによって、自己肯定感を高めることができます。
何か、大きなことをして成功するということではなく、自分は今日何ができたか、何を頑張れたかということを一日の終わりに考えます。
自信がなくなった時に読み返して、自分を元気づけられるようにノートに書き出すのもいい方法です。
日々、些細なことでも成功体験をすることで、次第に自己肯定感を高めていくことができます。
ポジティブな言葉を口に出したり、書き出して壁なに貼っておくことも、自己肯定感を高めるのに役立ちます。
「自分にもできる」「私は愛されている」「人の役に立てる」などのように自分に言い聞かせたり、いつもそのようなことばを目にしているなら、だんだん自分に自信がついてきます。
自分の良いところや強みを探してみることもできます。
自分にはいいところなんて何もないと考えずに、客観的に自分を分析して探してみます。
自分でわからない場合は、友達や家族に聞いてみてください。
自分が気づいていないだけで、周囲から見ると良いところがたくさんあることがわかるかもしれません。
また、物事の積極的な面を見るように習慣づけます。
何かミスをしてしまったとき、ミスをしたこと自体は良くなかったけれど、ミスをしたからこそ学べたこともあるはずです。
学べたことの方に思いを集中する習慣をつけると、自己肯定感を高めることができます。
1日の終わりに、感謝できることについても考えてみましょう。
一日事故に遭うことも病気になることもなく元気に過ごせたこと、美味しいご飯を食べられたこと、友達とおしゃべりできたことなど、なるべくたくさん考えて日記のように記録してみましょう。
感謝はポジティブな感情なので、これを繰り返しているとポジティブな思考や感情を培うことができ、自己肯定感を高めることにつながります。