
将来の夢を見つける重要性、見つけ方
将来の夢は、小中学校の頃に作文や作品として提出をしたことがあるのではないでしょうか。
特に最近では、親の仕事をしている姿を知らずに成長する子供が増えたということもあり、幼い時期から世の中にどういった仕事があるかということを教えるカリキュラムが増えてきています。
しかし、知識として知っていても、それが自分のこととなるとどういったことが本当に自分の適性にあったものかということを判断するのは難しいものです。
「やりたいことがわからない」といった意見も多くの学生から聞かれており、大学への進学も特になにか就きたい職業があるからではなく、高校までの成績で入れる最も偏差値の高いところを選んだという人も多く見られます。
大学で学部学科を専攻した時点である程度は将来の方向性は決まるものですが、かといってその学部学科に関連した職業に必ず就かなければいけないということもありません。
まず将来の夢についてですが、自分にとってどういった働き方が最も居心地がよいかということを考えてみてもらいたいです。
自分の能力を伸ばして高い報酬や評価を得たいか、あるいはできるだけ安定的な生活をしたいのか。
何か一つだけでも自分の適性を考えてみることで、将来の夢というものはある程度見えてきます。
オープンキャンパスを利用しよう!
これから大学や専門学校への入学を考えている場合は、入学前に学校側が主催するオープンキャンパスを利用して、自分のやりたいことや将来の夢を考えるきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。オープンキャンパスは実際にどのようなことを学ぶのかはもちろん、体験授業や催し物もあり学校の雰囲気を知ることができるのです。
オープンキャンパスはだいたい、毎年夏から秋にかけて開催されることが多いです。
オープンキャンパスの情報を集めたサイトでは、全国のオープンキャンパス開催日を調べたり、自分の気になる分野などからも探すことができるので、色々な学校について調べることができます。
まだ気になる分野なんてわからない、という場合でも、実際にオープンキャンパスへ足を運んでみたら好きなことや興味のある分野が発見できるかもしれません。
夏休みなどを利用して、友達や親と一緒でも構わないので積極的に足を運んでみることをおすすめします。
失敗しないことではなく後悔しないこと
もう一つ就職に悩む学生からよく聞かれることに「やりたいことはあるけれど、失敗したときが怖い」ということがあります。
特に芸術系の学部学科の人などは、その方面で食べていくということを決意するのはかなりのことでしょう。だからといって実際にチャレンジしないうちから逃げ道を作ってしまうというのは、後に大きな後悔につながってきます。
大切なことは失敗しないことではなく、後悔を残さないようにするということです。
もし将来の夢で悩んでいたら「それをしたら(しなかったら)あとでとても後悔するかもしれない」ということを考えてみてください。
もし事情があって夢を諦めなくてはいけないということになっても、そこで「後悔しない」と決意があれば、仮に違った進路を選んでもきちんと自分の人生を生きていくことができます。
まずは自分がどう生きたいかということを、しっかり自分に問い直してみてください。
そうすればきっと、自ずと将来の進みたい道が見えてくるはずです。